両耳装用のすすめ
距離と方向を正確に

人の感覚器の中で、目と耳だけが、ふたつずつあるのはなぜでしょう。それは、視覚と聴覚の場合、距離と方向を正確に捉える必要があるためなのです。危険な物があったり、近づいている時に、とっさの判断をするためにどうしても必要だからです。
両耳装用だと
- 音の方向感・立体感がはっきりします。
- 明瞭感が増し、聴き取りが良くなります。
- 片耳装用より、ボリュームを抑えられますので、疲労を感じる事なく自然に聴く事が出来ます。
- 騒音の中で会話がより聴きやすくなります。
音の距離感

たとえば、右目を閉じると右の方が見えなくなります。また、片目だけでは距離感が掴めません。これでは、右側をカバーするために、たえず首を回し右側を意識していなければなりません。また、片目だけで見る事になりますので、左目に負担がかかります。
それと同じ事が耳にも言えます。両耳装用には、上記のような利点があります。そのような理由で、補聴器は最初から、両耳装用をお勧めします。